■ Thunderbird 詳細設定 |
前回作ったメールアドレスの上で右クリックし設定を選びましょう。

□ サーバ設定
受信サーバの設定はメールアドレス毎になります。逆に送信サーバの設定は一括して一番下にあります。
サーバに受信したメールを残すか?
標準では「ダウンロード後もサーバーにメッセージを残す」にチェックが入っています。これはメールを受信した後もメールがサーバの中に残ります。間違って消した場合には再度受信できる利点がありますが、よく見ると「ダウンロードしたメッセージを削除したらサーバからも削除する」にチェックが入っており矛盾しております。
メールサーバにも容量制限がありますので、私は「ダウンロード後もサーバーにメッセージを残す」のチェックを外して受信でサーバからメールを消しています。もし残したい場合は「ダウンロードしたメッセージを削除したらサーバからも削除する」のチェックを外しておきましょう。

□ 送信控えと特別なフォルダ
標準でなっておりますが、送信メールと下書きは「保存する」ようにしましょう。
「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」
「次のアカウントの”下書き”フォルダ」
にチェックが入っているか確認しそのメールアドレスのフォルダを指定しましょう。Thunderbirdの特徴として他のメールアドレスのフォルダを指定できます。よって分かり難くなる可能性があります。

□ 編集とアドレス入力
HTML 形式でメッセージを編集する
メールマナーとして「テキスト形式で送ることが良し」とされていますので、ここのチェックは外した方が良いです。これは相手がMacや携帯、別OSだとメールが文字化けする可能性があり、それを防ぐためです。昔の携帯はHTMLメールが受信できませんでした。返信時の引用は入れる方が良いので標準のままで兵器です。
返信メッセージに自分の署名を挿入する
これは設定してなければ関係ありませんが、設定していると全てのメールに自分の署名が入ってしまいますのでチェックを外した方が無難だと思います。

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■ 迷惑メールフィルタ |
□ 迷惑メール
Thunderbirdの売りのひとつ、「迷惑メールフィルタ」これは自分のThunderbirdが勉強していき迷惑メールと普通のメールの区別を覚えていくという物です。
一番上の「このアカウントで迷惑メールの学習を有効にする」にチェックが入ってる事を確認し
迷惑メールと判断された受信メールを次のフォルダに移動する
標準ではチェックが入っていませんのでチェックを入れましょう。これにチェックを入れないと「迷惑メールが受信フォルダの中に残ったまま」になります。

迷惑メールの保存場所
次に迷惑メールの保管場所を選びます。上段「次のアカウントの”迷惑メール”フォルダ」を選べばメールアドレス毎に細かく管理できます。他のメールアドレスも指定できますが、普通は同じメールアドレスのフォルダにしないと困惑します。
下段「その他のフォルダを指定する」を指定すれば全ての迷惑メールを一括管理できます。こちらの方が全部の迷惑メールに目を通せるので楽です。指定は「迷惑メールフォルダ」にしましょう。ゴミ箱にしてしまうと誤認した大事なメールを消してしまう可能性があります。

□ 使い方
まだインストールしたばかりのThunderbirdは無知な子供ですので、どれが迷惑メールだか覚えさせパターンを勉強させます。一番上の「ローカルフォルダ」にも迷惑メールフィルタの設定がありますので有効にしましょう。
[ツール]→[オプション]→[迷惑メール]の中の
「※1迷惑メールであると手動マークした時に次の処理を実行する」
にチェックを入れ、「”迷惑メール”フォルダへ移動する」にチェックを入れましょう。
「メッセージを削除する」でも良いのですが、間違ってマークした瞬間大事なメールが消去されてしまいます。トラブル防止ですね。

迷惑メールを学習させる
私の受信フォルダの中身は出会い系の広告メールだらけです。さっそく覚えさせてみましょう。
「※1迷惑メールであると手動マークした時に次の処理を実行する」にチェックを入れておけばマークを付けたメールが次々迷惑メールフォルダに自動で移動します。

今回の記事の為に半年間迷惑メールを貯めておきましたので、未開封迷惑メールが5537、開封済みを合わせると10,000通の迷惑メールが貯まっていました。

間違いを指摘する
迷惑メールを学習していき自分で判断し移動させて行くようになりますが、中には判断を間違って移動してしまうメールがあります。迷惑メールフォルダ内のメールは削除する前に確認し、迷惑メールでない物はチェックを外しましょう。メールは自動で移動しないのでドラッグ・アンド・ドロップで受信フォルダに戻しましょう。これにより迷惑メールを学習していきます。

ディスク領域
「メッセージを自動削除しない」「スター付きのメッセージは残す」のチェックが外れていないか確認します。大量のスパムメールのお陰で大事なメールが消されては、たまった物ではありません。
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□ オプション
スペルチェック
[ツール]→[オプション]→[編集]
英語のスペルチェックを行ってくれます。便利なのでチェックを入れておくと良いでしょう。

□ ウイルス感染防止
即読と表示
[ツール]→[オプション]→[詳細]→[即読と表示]
Thunderbirdは「Outlook Express」のようにダブルクリックで開封済みにする設定がありませんね。ウイルスメールは開封すると感染しますので、読んだメールだけを開封にしたいのですが、「メッセージを自動的に即読にする」のチェックを外すと開封済みに出来なくなりますので、読んだメールと区別付かなくなり不便です。チェックを入れると時間でしか即読にできません。
「メッセージの表示直後に即読にする」はマウスで触れると即読になるので一番危険です。20秒が一番妥当でしょうか。

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