■ CloneCD |
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内
容 |
CD/DVD 焼きソフト(体験版) |
プロテクト解除 |
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簡単 |
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評価 |
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CloneCDはコピープロテクトごとバックアップ(複製)できる焼きソフトとして有名になる。
しかし現在はCD→CD/DVD→DVDの直接的なバックアップでの使用目的ではなく、
CD/DVDのイメージ化ソフトとして使用されることが多い。
映画・アニメなどの映像関係のDVDのバックアップはできません。それはリッピングを参照下さい。
(2009年8月24日記載)
昔買った古いPCゲームがかさばるが、捨てれない、そんな時に便利なツールです。
CDで持ってたゲーム数十本がDVD-Rに一枚にまとまられすっきりします。
※古いゲームは最新のOSで動かないことが多いので注意。
□体験版
CloneCDの体験版は21日間試用の後もイメージ化は使用できます。
この機能が重要でそれ以外はここでは必要しないので十分です。
古いバージョンでは起動まで5秒かかり、書き込み速度が2倍速に制限、
『お金を払ってね』とウインドウが出る程度でした。
□CloneDVD
CloneDVDというソフトもありますがこちらは別物です。
DVDの片面2層→1層に変換したり、PCの映像を家庭用DVDプレーヤーで見れるように変換するソフトです。
プロテクトを解除する機能は無く、勿論市販のDVDのダビング(リッピング)などは出来ません。
CloneCDも5.0以降はDVDに対応していますので、今回使用するのはCloneCD5.3.1.4の体験版です。
焼きソフト |
CloneCD(体験版 日本語版) |
仮想CD/DVDROM |
DAEMON Tools Lite (無料 日本語版) |
内容 |
ccd+img+sub |
ccd CloneCD形式
sub サブチャンネルコード情報ファイル
img イメージ本体
プロテクトごとイメージ化可能だが、全てのプロテクトに対応している訳では無い。対応ドライブが必要。 |
□複数の焼きソフトを入れると競合する
作成したいイメージの種類によって焼きソフトを用意する必要があり、
書き込み用に安定した焼きソフトも用意するとインストールする数が多くなります。
しかし複数の焼きソフトを同時にインストールすると競合し失敗しやすくなりますので注意。最低限にしましょう。
□対応ドライブを用意する必要がある
CloneCDは単体では性能を発揮できず、CloneCDに対応したドライブを用意する必要があります。
対応してない場合はプロテクトなどに対応できずイメージ化できません。 |
■ インストール |
公式サイト SlySoft CloneCD から体験版をダウンロードする。3MB程しかないのですぐにダウンロードできます。
”試用!”をクリックます。
自分のドライブがきちっと認識されたかログを見ておきましょう。
認識されない場合はCloneCDとドライブのドライバーを再インストールしたり、バージョンアップさせましょう。
これでインストール終了です。設定は特にする必要もありません。
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■ 使い方 -イメージ化のさせ方- |
□機能
インストールが終わったら立ち上げてみましょう。アイコンが4つしかない、とてもシンプルな作りです。
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□イメージファイルに読み込む
イメージファイルを作成します。メイン機能。イメージ化にも対応ドライブが必要。 |
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□イメージファイルから書き込む
作成したイメージファイルからCD/DVDに書き込みます。体験版では使用できませんし対応ドライブが無いと意味がありません。 |
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□CDのコピー
CDのバックアップ(ダビング)ですが、体験版では使用できず、対応ドライブも用意しないと無理です。 |
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□CDの消去
RWの消去です。他の焼きソフトを使った方が無難。 |
□ドライブが対応してるか調べる
”イメージファイルに読み込む”をクリックするとドライブが選択できます。
仮想ドライブも表示されるのでそれは無視致します。
例1) PIONEER S-ATA のスーパーマルチドライブ(内蔵)
全ての項目が”はい”になってるか確認。これがドライブが何に対応してるか、
プロテクトを無視して読み込めるかなどで重要な項目です。
例2) ソニーNECオプティアーク ATAPI のスーパーマルチドライブ(内蔵)
全ての項目が”はい”になってるか確認。これがドライブがプロテクトを読み込めるかです。
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マルチセッションディスク |
セッションがいくつも連なった構造(最大99セッション)ドライブがTAO(トラックアットワンス)方式による書き込みをサポートしている必要がある。 |
RAW-SAO |
非プロテクト対応ドライブで、RAW-DAOモードが使用できないので、CloneCDを使用する場合に使う互換モード。制限あり。 |
RAW-DAO |
簡単に言うとプロテクト対応とドライブという事。これが重要で以下がRAW-SAOとの違い。
1.マルチセッションに対応
2.規格外のディスクレイアウトに対応
3.サブチャンネルによるコピープロテクトに対応
4.メディアカタログナンバーとISRCに対応
5.オーディオCDのインデックスとポーズに対応
6.4秒以下のトラックとエンハンスドCDに対応 |
バッファアンダーラン |
データ転送速度が書き込み速度に追いつかず失敗することの無いように、一時停止し再開する機能 |
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■ 実施 |
今回は実験で昔買った雑誌の付録のサンプル集をイメージ化したいと思います。
1.まず一番左のイメージ化をクリックします。
2.DVD/CDのタイプを選びます。
そのDISCに入ってる物の内容で選びます。
大多数の方はCloneCDのメイン機能”Protected PC Game”(コピープロテクトのかかったゲーム)を使用し
プロテクトを無視してバックアップを取りますが、
今回はサンプル集の為にプロテクトが掛かっていませんので”Data CD(非プロテクト)”を選びました。
3.保存先の指定
デフォルトではCドライブになっているので、OSの入ったHDDの負荷や劣化を考え別のドライブを指定したほうが良いでしょう。
ファイル名もデフォルトがIMAGE.ccdなので、後々内容が分からなくならないように、
自分で判断できる名前に変更すると良いでしょう。(作業終了後でも可)
CUEシート(キューシート)
CUEシートとは、データの位置やトラック名等の情報が入ったファイルです。メモ帳などで作成も可能だが必要ない方(通常)は不要。
□イメージ化開始
何度も同じ場所で止まる・失敗する場合は、
1.プロテクトがありCloneCDでも無理な場合
2.ドライブが対応してない場合
3.OSやハードウェアの構成の問題
があります。
対策としては
1.
ドライブのファームウェアを最新版にアップグレードする。
※失敗するとドライブが自分では修復不可能になるので注意
2.CloneCDのバージョンアップをする
3.環境を見直す。他の焼きソフトが入ってる場合は抜いてみるなど。
4.他の焼きソフトを使ってみる。
まどです。これでも上手くいかない場合は諦めましょう。
□成功
保存フォルダを見るときちっとイメージ化されてます。
仮想ドライブで動作確認をして見ましょう。
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□メディアの整理
CDなどを次々にイメージ化させていき、まとめてDVDに焼きこむと、
かさばっていたDiscが少なくなり整理されますのでお勧めです。
□万能では無い
ゲームなどにかけられるプロテクトはRing,ProRing,SafeDisc(SD),SafeDisc2,SafeDisc2.3(SD2,3),SafeDisc2.51(SD2.51),
SafeDisc2.6(SD2.6),SafeDisc2.7(SD2.7),SafeDisc2.8(SD2.8)
など数多く存在し、CloneCDで全てイメージ化できる訳も無く、ドライブなども選びます。
そして仮想ドライブでは立ち上がれないようにしているソフトもありますので注意。 |