■ DVDの推定寿命 |
DVD-R
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書き込み
一度だけ |
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消去
不可能 |
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国内Aブランド |
105年 |
国内Bブランド |
実験中に劣化が進まず、測定不能 |
国内Cランド |
11年 |
国内Dブランド |
19年 |
台湾Eブランド |
実験前からエラーが多すぎて測定不能 |
台湾Fブランド |
ディスクにばらつきがありすぎて測定不能 |
台湾Gブランド |
実験前からエラーが多すぎて測定不能 |
台湾Hブランド |
実験前からエラーが多すぎて測定不能 |
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DVD-RW
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書き込み
何度でも |
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消去
可能 |
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国内Iブランド |
1万2400年 |
国内Jブランド |
45年 |
国内Kブランド |
28年 |
台湾Lブランド |
ディスクにばらつきがありすぎて測定不能 |
台湾Mブランド |
実験前からエラーが多すぎて測定不能 |
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DVD-RAM
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書き込み
何度でも |
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消去
可能 |
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国内Nブランド |
307年 |
国内Oブランド |
219年 |
台湾Pブランド |
139年 |
台湾Qブランド |
15年 |
台湾Rブランド |
10年 |
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2008年2月9日(土曜日)朝日新聞(夕刊)より
実験データに基づく推計値で、実際はほかの要因で早く劣化する可能性あり |
□ 永久メディア
永久メディアと勘違いされていた
長年DVD-Rになっても寿命は2~3年と思っていましたが、朝日新聞の一面の特集が目に付きました。予想外の結果で驚きました。CDやDVDは永久メディアと言われCD-RやDVD-Rの出始めは永久メディアと思われていました。しかし製造方法の違いで実際は「2~3年しか持たない」と知ったときはショックを受けました。
製造法の違い
ROMは最初にデータの入ったデイスクをプラスチックで真空パックしています。Rはプラスチック表面にデイスクを張り付けた後に化学変化でデータ書き込むという違いによるものでした。これによりバックアップしたディスクを数年後にまたバックアップし直さないといけない言われていました。
しかし技術の進歩のお陰か、当時の雑誌に掲載されていた記事が嘘だったのかは分かりませんが、上記の実験結果を見ると永久メディアのようです。
□ 純国産メディアに限る
上記の表で分かるように純国産(日本製)のメディアではないと駄目です。発売当初は国産メディアはとても高くCD-Rが1枚2000円近くしました。海外産は安いので買う人は多かったです。しかし海外産は酷く、薄く透けていて向こう側が見えるディスクが多く、データを入れたのに数ヶ月後にオーディオディスクとしか認識しなくなり、データの読み取れなくなった物や中が腐敗していった物もありました。
近年は純国産も安価で手に入ります。1枚10円の差で上記の表の差が出ますので、10円を節約して大事なデータを消さないようにしましょう。
□ ラベル面が大事
読み取り面が大切で、ラベル面はさほど気を付けなくていいと勘違いされやすいですが、実際は逆でラベル面が重要です。読み取り面はプラスチックが厚く頑丈に作られておりますが、ラベルの下にはデータ記憶部分があります。プラスチック面は傷ついても何とかなりますが、ラベル面は傷が付くと読み取り不可能となります。
□ シールはデイスクが破損する
ラベル面にタイトルを書いたり、修正する時にシールを貼るとディスクの重さのバランスが変わり、高速回転中にディスクが割れる可能性がありますので止めましょう。
(2009年9月21日記載 2011年12月9日修正・追記) |
■ CD-R初期に言われていたこと |
□ 初期のCD-R
1996年先輩がパソコン関連の新しい物好きで、初のYAMAHA製CD-Rドライブを7万5千円程で購入して来ました。メディアも1枚2,000円程し焼きソフトも殆ど出回ってない時代でした。ドライブの性能、パソコンのスペック、焼きソフトの性能全てが劣って体感で4割程度失敗したとか言っていました。
当時はドライブ・メディア共に2倍速程度で、メディアの容量は640MB(64分)でした。音楽CDやパソコンのソフトウェアのバックアップが取れると当時は画期的で、私もドライブや焼きソフトが安定しだし価格が3万程度に値下がってから購入しました。
それから数年が経ち仕事でもCD-Rのバックアップを承る事となりました。お客様の持ってきた数千枚のJPEG画像をCD-Rに焼き込むと必ず数枚の画像が破損してしまい見れなくなってします。
それとWin95とWinNT4.0などの違いなのか、拡張子も.jegが.JPEと勝手に大文字に変換されてしまい戻すのが大変でした。
CD-Rが出始めた頃にCD-R関連の参考書を購入し丸暗記致しました。その中で書かれていた事を記載していきたいと思います。
□ 内蔵SCSIが転送が早く安定するので使用する、外付けUSB1.0は転送が遅く安定しないので失敗しやすい
現在ではSCSIの規格を見なくなり、USB2.0の登場によりSCSIより高速になったので問題なくなった。
□ 1倍速で書き込み倍速を使わない
当時は1~4倍速しか無くバッファも少なかったために、高速にすると書き込みが間に合わず失敗し易かったです。メディアの問題もありました。今では逆に最高速で焼かないと安定しないようです。
□ アンチウイルスソフト(セキュリティーソフト)を切り、ソフトは全て落としスクリーンセイバーやスリープモードも切る
パソコンのスペックが低かった為に必需でした。アンチウイルスが立ち上がっていると、焼き込み中のデータもウイルスチェックされてしまうために、 速度が遅くないデータ破損の心配も。スクリーンセイバーやスリープモードが立ち上がるとそのまま焼きソフトも止まってしまうこともありました。
現在のパソコンのスペックは高いのでそのままでも焼けますが、安定して焼くためには全て切るのは今でも基本です。当時の雑誌の実験で最高の環境でもCD-R→CD-Rとバックアップしたところ見た目は成功しているが、実際は1500箇所も失敗していました。
□当時のCD-Rの寿命は2~3年
CD-Rは永久メディアと思っていましたが、実はCD-ROMとCD-R仕様は仕様が違い寿命が違いました。CD-ROMはデータの入ったアルミニウムを 真空パックしております、しかしCD-Rはプラスチックの円盤に金属を乗せ、記録時にレーザーによって膜を切って書き込みます。よってCD-Rの寿命は 2~3年と言われておりました。
当時は薄く透けている物や、データCDとは認識せずオーディオCDと認識し中が見られなくなった物や、腐食してしまった物もありました。これはメディアが高かった為に、安い海外産を使っていた人が多かった為です。よって高くても日本産の太陽誘電製を使えと言われていました。
当時CD-Rの寿命を調べて落胆した
カセットテープやレコードからCDに移り変わった時に、永久メディアなので100年持つと言われておりました。レコードやカセットと違い、何度聞いても劣化しないので音質が保たれると広告が打たれておりました。CDが永久メディアなら、同じCD-Rも永久持つのだろう。大切なデータのバックアップにもってこいだと疑うことが無く信じ使っていました。しかし実際調べて見ると寿命の短さに驚かされました。 |
■ DVD-Rの選び方 |
□DVD-Rの買い方
安心ブランドを買う
買うなら日本産の太陽誘電製を買うのが一番ですが、ブランド料が高いので中身が太陽誘電でラベルが別会社の品物が品質が同じで格安で買えます。秋葉原のメディアショップの店員に聞いてみると良いでしょう。日本の有名ブランドなら安心できます。TDKやSONYなら問題無く使えると思います。産地が記載してありますので日本産ならなお良いです。
セラミックコート
パッケージには様々なコーティングが記載されていますが、値段はやや高いですがセラミックコート1択ですね。ラベルプリントがプリンタでラベルを印刷でき価格もお手頃なので流行っていますが、コーティングが弱く表面がベタベタしますので好みではありません。プリンタで印刷したい人向きですが、マジックで書くとインクを吸ってしまい直ぐに油性ペンが駄目になってしまうんですよね。
太陽誘電セラミックコートのドラムですが、秋葉原で1,800円前後手に入ります。(2009年2月現在)1枚36円で4.7GBものデータが100年保存出来る訳ですから、大事なデータはケチらないで良い物を買いましょう。
ニコニコ動画のMADなど消えてもいいデータなら安い物を使った方がお得です。上手く使い分けましょう。
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お得な方法
メディアは入ってくるケース代金で高くなっていますので、何十枚も入る別の入れ物を用意して、ケース無しを買っていく方が、かさばらなく安く済みます。そして保護という面を考えても、布状の物で覆ってくれる物がいいでしょう。
持ち運ぶ場合は数枚はいる持ち運びようケースもありますのでそれを買ってもいいでしょう。頻繁にメディアを使う方はドラムという50枚入りのドーナッツ型で売っているのを買った方がお得です。
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■ 愛用のDVDケース |
□ 好みや目的で選ぼう
ドラムで買った場合入れるケースがありません。しかし書き込んだメディアをケースに保管すると場所を取り散らかります。そして寿命を短くする事まります。専用の入れ物を買うのがよいでしょう。膨大な種類が出ておりますので、自分目的や趣味にあった物を選びましょう。以下は私の愛用品です。
王道CD/DVDキャリングケース
ELECOM(エレコム)の96枚ケースです。昔は秋葉原には無名ブランドの真っ黒の皮っぽいCDキャリングケースケースしか売っておらず、それに全部入れていましたが、どうもオタク色が強すぎて嫌になり全て捨ててしまいました。それ以来使うことなく色々なケースを試してきましたが、結局これが一番使い易いと原点に返りました。
月一でHPのバックアップを取っています。それとデジカメデータやオリジナルイラストデータなどバックアップを取る機会が多くとても便利です。中は柔らかい布が入っていますので保護にも適しています。エレコムは有名ブランドですがそれでも96枚収納ケースが700円~900円程度で買えます。一番右の無名ブランドの160枚収納はケーズで700円ほどととても安かったです。それも赤と黒のデザインが良いんですよね。
アタッシュケースタイプ (アルミケース風)
格好いいケースという事でアルミケースのようなこのケースがマイブームでした。プラスティックなので軽く安いです。色が「明るい銀」と「黒っぽい銀」があり3個3個買いました。96枚収納は2個購入しました。60枚収納可能ので定価1,000円程するのですが、本来は「cube」と記載されているロゴが別物になっている商品が秋葉の小さな店で600円で売っていましたので、途中からそちらを買っています。商品は全く同じで貼り付けてるロゴのプラスチックのみ違います。それだけで半額ですからね。しかしかさばるので止めました。
整理しやすいファイル式
撮り貯めしたDVD-Rが貯まっていきどうした物かと悩んでいるとオフィースのファイルのように整理しやすい96枚収納ケースを発見。これは24枚ずつ4ファイルに分けられます。もう1個の魅力は繋げていけるという事です。メディアが増える度に少しずつ継ぎ足した結果がこれだよ!
アニメばかりだし…恥ずかしいのはモザイク掛けておこう。
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