■ Cabos |
□ Cabosとは
「LimeWire」と「Acquisition」を元にして作られた日本製版のファイル共有プログラム。スパイウェアやアドウェアを一切含まないフリーソフトです。Cabosは、Java言語で開発されているため、Windows,Mac, など多くの環境で動作可能で、ポートを開ける必要もノードを探す必要もないので初心者でも簡単に扱えます。
□ LimeWireと比べて
LimeWireはJava言語で開発された"Gnutella"サーバント・ソフトウェアであるが、Cabosはユーザ・インターフェース部分にREALbasic
が使われており使いやすい。そして検索性能が高い。
LimeWireは有料版と無料版があり、無料版は日本語検索3文字以上しか出来なかったが、
Cabosは国産のフリーソフトだけあって制限がない。
□ Gnutella
「Gnutella」を使用しているのでノードを使用しない。同じ「Gnutella」の「LimeWire」 と繋がるのでユーザー数は多い。 |
■ LimeWireの最新バージョンとは共有できない |
□ バージョンによる違い
CabosはLimeWireとも共有でき検索もできるが注意しなければならないのが、最新バージョンのLimeWireとはCabosは共有出来ないと言うことである。最新バージョンのLimeWireが出ると、Cabosはそれには対応していない為にCabosの新バージョンが出るのを待つ事となる。
ただしそれ以前のLimeWireには対応できるので、共有数が減るという事になる。
例)Cabos 0.7.3 = LimeWire4.12.15 |
■ Cabosの入手 |
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■ Cabosの導入 |
□ インストール
インストール形式だが、インストール先のフォルダを聞かれるぐらいで簡単に終わる。そしてアイコンをクリックするだけでもう使えてしまう。初心者でも簡単に導入できる。ユーザインターフェースもシンプルで使いやすい。
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■ Cabosの設定 |
□ フォルダの指定
初期設定だとマイドキュメント内に設定されてしまう為に、自分の名前が見えてしまう。
よって他の場所にフォルダを用意しましょう。できればシステムの入ってないドライブ(通常はC)を避け、半角英数で名前を付けた方が良い。
□ ダウンロードフォルダの指定
[編集]→[環境設定]
ダウンロードしたファイルを入れるフォルダの設定。
LimeWire同様に未完成ファイルの保持日数が決められる。
ダウンロードフォルダを指定した中に未完成のファイルを保管するフォルダ"Incomplete"が作成される。LimeWire同様にファイル名やファイル自体が暗号化されないので匿名性は低い。
□ 共有フォルダの指定
共有したいファイルを入れるフォルダの設定。
LimeWire同様に未完成ファイルの保持日数が決められる。
□ ダウンロードファイルの断片を共有する
未完成ファイルも共有できる(チェック推奨)
□ 完了したダウンロードファイルを共有する
ダウンロードが完了したファイルを共有できる(チェック推奨) |
■ Cabosで検索をしてみる |
□ 検索をしてみる
とてもシンプルな操作感なので、検索窓に「同人誌」と入力し検索をかけてみる144件ヒットした。
「LimeWire」とも繋がっているのでユーザー数は多いが、関係ないファイルが多かった。
□ 匿名性は低い
「LimeWire」同様にファイルを持っている相手のIPと共有フォルダ内が見える。
□ 編集後期
動作確認と検索に成功致しましたので、Cabosをアンインストール致しました。他の国産P2PのWinnyやShareと違いWinMXテイストですね。P2Pとしては素晴らしいのですが、ユーザ数の少なさと共有ファイルの少なさが問題ですね。偽ファイルも多く匿名性も低いので著作物を交換すると捕まる可能性が高いです。どう使っていくかですね。 |